わざにふれる
2022.12.23
弥生時代のイイダコ壺③
前回で形成したイイダコ壺。3日間乾燥させるつもりでしたが、2日目でしっかり乾燥しているように感じたのと、はやる気持ちを抑えれずにオーブンで焼く事にしました。
これが後に悲劇を生みます...
オーブンに並べて180℃で待つこと40分、、、
オーブンから変な音が。
が、怖くて覗けず、やっと焼きあがったのでルンルン気分で開けてみると...
1個割れている!!!
イイダコ壺が1つ、底の方が割れています...。
幸い、穴が開いたわけでは無いのでイイダコが使用するには問題無さそうです。
いろいろ調べてみると、形成の際に厚みがバラバラだと乾燥にムラが出て、焼いている時に割れやすくなったり、乾燥不足でも割れやすいそうです...。
...難しい。
とにもかくにも、素焼きのイイダコ壺が5つ焼きあがりました。見た目は弥生土器そのものです。
ただ、これをすぐに水槽に入れるわけにはいきません。まずはテストとしてバケツに水をはって浸けておきました。しばらくして見に行くと...
!?
1つが粉々に崩れています。
どうやら焼く時間が短かったのか、表面は焼けていても内部が中途半端だったようで、水を吸って割れてしまったようでした。
仕方ない、と他のを確認すると、すごく柔らかくなっているものも...。これも焼きがあまく、水を吸って粘土に戻ってドロドロになったようでした...。
わかってはいましたが、オーブン粘土と言えども焼き物って難しい...
次回へつづく。