Share
facebookfacebook twittertwitter
JP

MENU

CLOSE

CLOSE

CLOSE
INFORMATION ご利用情報

FLOOR GUIDE 館内のご案内

EVENT & NEWS イベント & ニュース

MORE! NIFREL ニフレルをさらに詳しく

facebookfacebook twittertwitter instagraminstagram

キュレーターブログ

CURATOR’S BLOG

わざにふれる

2022.12.24

弥生時代のイイダコ壺④

さて、土器のイイダコ壺に本当にイイダコが入るのか?を確かめるべく、自分でイイダコ壺を焼いたわけですが、いろいろハプニングがあり水槽に入れられるのは5個のうち3個となりました...。

 

少しショックですが、気を取り直して水槽に入れてみます。 さぁ、入ってくれるのか...

 

blog221224_1200×630_1.jpg

 

最初は興味津々で近寄って来て、腕を絡ませていろいろ確かめているようでしたが、そのうち寄ってこなくなり、すぐには入ってくれませんでした...。

 

ダメかと思いましたが、一晩たって見に行くと...

 

blog221224_1200×630_2.jpg

 

おおおおっ!

 

入ってる!ちゃんとイイダコが入ってくれています!

 

自分で作ったイイダコ壺に入ってくれたこともですが、見た瞬間に弥生時代の海を覗いたかのような気持ちになり、すごく感激しました。まるで2000年前にタイムスリップしたみたいです。

 

今回、弥生土器のイイダコ壺を再現してみて、完璧に作るのがこんなに難しいとは思いませんでした。オーブンでこれなら、素焼きでやっていた弥生時代の人々も失敗はあったでしょうが、技術力はすごかったのだろうと感じました。また、2000年以上前の人々がイイダコの習性を理解し、専用の漁具を作っていた事にも驚きです。作る過程で、弥生時代の文化や人々に想いを馳せる事もでき、いい経験になりました。

 

イイダコの展示は2月末までの予定で、大阪府立弥生文化博物館からお借りした本物の弥生時代のイイダコ壺や、今回自作したレプリカ壺も水槽に沈んでいますので、見に来ていただければと思います。またご来館の際にはぜひキュレーターにお声がけいただき感想なども教えてくださいね。

 

blog221224_1200×630_3.jpg

SHARE
  • facebook
  • twitter
  • instagram

その他のコンテンツ

OTHER CONTENTS

Back to index
ページトップへ