うごきにふれる
2021.11.09
シンガポールへの旅立ち
昨日11月8日、ニフレルからギニアエボシドリ4羽、アカガシラエボシドリが2羽、オウギバト5羽が"ある場所"へとお引越ししました。
その場所とは『シンガポール動物園』です!
モモイロペリカンの『サンちゃん』や3つ子のアメリカビーバー『カフェ・ラテ・モカ』のように、これまでも種の保存(繁殖貢献、血統管理など)を目的に、国内の動物園や水族館と生きものを搬出したり搬入したりすることはあったのですが、今回はなんと海外です。
海外の動物園との生きもののやりとりは頻繁にある事ではないのですが、ミニカバ「フルフル」はシンガポール動物園、「モトモト」は地球の裏側・チリのブイン動物園と、海外の動物園出身の生きものたちも少なからずニフレルで暮らしています。
海外の動物園と連携をとる理由としては、国内だけで繁殖や血統管理をしていると、いずれは遺伝子の多様性を維持できなくなってきます。そこで、海外から新しい血統を入れたり、逆に国内の血統を海外に搬出する事で、遺伝子の多様性を維持できるようになります。今回の鳥たちも、シンガポールで種の保存に貢献できる事を願っております。
というわけで、さぁ、いよいよシンガポールへ!
と、飛び立つわけですが(飛行機で)、人間のようにそのまま飛行機に乗って、「はい、いってらっしゃい!」というわけにはいきません。
国外に出るためには、ある事をしなければならないのです。
そのお話はまた次回以降のブログでご紹介しますね。