うごきにふれる
2023.02.18
オシドリのトレーニング③
前回の『オシドリのトレーニング②』で、4羽中3羽のオシドリが手からエサを食べるようになり......。
やっと!慎重派No.1だった個体が手からエサを食べました!!
(嬉しすぎてまた手帳に書きました。笑)
トレーニングを始めて半年のことです。いや~長かった......。
というわけで、体重測定のトレーニングを本格的に進めていきます!!!
最初にすることは、『オシドリたちに体重計を見せる』こと。
自然界では体重測定をすることも、体重計を見ることもありません。そのため、オシドリたちに『体重計が危ないものではない』ということを分かってもらう必要があります。
前回、前々回でお話ししたように警戒心が強かったオシドリですが、実はハンドフィーディングを進めていた時に体重計を見せていたので、難なくクリア!
お次は体重計に両足で乗れるようになることですが、いきなり体重計に乗るのはさすがに難しいので、まずは上板という体重測定のときに生きものが乗る板に足を乗せることから始めました。
......正直に言うと、これが一番大変でした...。
というのも、、、
このとおり、エサ皿の近くに上板を設置しても、上板に好きなエサをたくさん乗せても、なかなか足を乗せてくれません、、、。
未知の領域への最初の一歩ってなかなか踏み出せませんよネ...。
この時の私に出来ることは、『上板がグラグラ揺れないように設置する』こと、そして『オシドリが上板に乗るのをひたすら待つ!』ことです。
今日はどうかな~と毎回そわそわドキドキしてました。
そんなこんなで待つこと8日。
なんと!一番積極的にグイグイ来てくれるオシドリが上板に足を乗せてくれるようになりました~!!
初めは上板に足のほんの一部が一瞬触れる程度でしたが、徐々に片足、両足と乗って...!
オシドリが恐る恐る踏み出していた一歩が、トレーニングを重ねるごとに迷いなき一歩になったような気がして、なんだか嬉しくて泣きそうになりました。
体重計に乗る日も遠くないカモ??!
次回の『オシドリのトレーニング④』もお楽しみに!