わざにふれる
2022.12.21
弥生時代のイイダコ壺①
11月17日から「わざにふれる」で展示中のイイダコ、みなさまご覧いただけましたでしょうか?
今回の展示では、大阪府立弥生文化博物館のご協力で、和泉市と泉大津市にまたがる「池上曽根遺跡」で発掘されたから弥生時代のイイダコ壺も展示しています。弥生時代というと2000年以上も前です。その時代の人々もイイダコ漁をしていたなんて、ロマンがありますよね。
ただ、この2000年以上前に弥生人が作ったイイダコ壺を見たある先輩キュレーターが、
「このイイダコ壺にイイダコが入っているところを見たい」
......いやいやダメでしょ!遺跡から発掘された資料価値の高い『文化財』です。ただのイイダコ壺ではございません。水槽に沈めるなんてOKもらえる可能性はゼロに近い...。
で、そのキュレーターがそれとなーく聞いたみたいですが、丁寧にお断りされていました(笑)。
とはいえ、
「日本史に興味のある私も弥生時代のイイダコ壺に入ったイイダコが見たい」
「土器のイイダコ壺に本当にイイダコが入るのか確かめたい」
ならばレプリカを作るしかなかろう!
というわけで、自分でイイダコ壺を作る事にしました。
次号へつづく。