みずべにふれる
2022.10.05
ワニの喉の奥
ニフレルで暮らす2頭のイリエワニ。朝は陸上で休んでいる姿をよく見かけますが、この日はカバ側で暮らすオスの『ロン』が大きく口を開けて休んでいました。
せっかくなので口の中の写真を撮ってみました。よく見ると、私たちと違うところがありますが、わかりますか?
私たちは口を開けると、喉の奥まで良く見えますが、ワニの喉の奥には白い舌の長くなったようなものがあり、奥が全然見えません。
実はこの白い構造は水中でエサを食べた時に、水が喉の奥に入らないためのもので、そのためワニが口を開けても喉の奥が見えません。
海や川など水中で暮らしている生きものはエサと一緒に水が口の中に入ってきてしまいます。生きものの種類によって、体に入ってくる水を調整する方法は異なりますので、調べてみるのも面白いですよ。