わざにふれる
2022.06.22
初!採集
6月9日から「わざにふれる」ゾーンで、モリアオガエルの卵塊(1個)を展示したところ、14日から15日にかけて約230匹のオタマジャクシが無事に誕生。現在も元気に育っています。
さて、オタマたちが生まれた後の卵塊はというと、ほとんど溶けてなくなってしまいます。そこで6月18日に再び採集に行き、19日から新しい卵塊1個を展示中です。今回はその採集のウラ話などをレポートします!
私は普段はうごきにふれるで動物担当のキュレーターをしていますが、今回初めてフィールドに出ての採集に特別に同行させてもらいました!動物担当が生きもののの採集に行くことはほとんどなく、たまに魚類担当の採集にヘルプで同行する程度です。
採集場所は兵庫県川辺郡猪名川町の山中にある、とある池。今回も猪名川町役場及び森林ボランティア猪名川町里山倶楽部の皆さまのご協力を得て採集させてもらいました。モリアオガエルの産卵には雨が大きく影響するようで、前日に大雨が降ったこともあり当日のコンディションは抜群!期待感ワクワクで現地に向かいます!
さて、山中を進んでいると現れたのは、、、
『バイオトイレ』です。微生物の力によって排泄物を処理する自然界の摂理を応用したトイレだそうです。皆さんご存知でしたか?私は全く知りませんでした。ちなみに初めて採集に来たキュレーターはみんな揃ってこのトイレの写真を撮るそうです笑
そして、約1時間かけてグングンと山道を登っていき、 目的地の"池"に到着しました。
少し開けた所にあり、ぱっと見の印象は大きな水たまりのようでした。しかし、視線を少し上にするだけで、、、、 周りの木々の先には今回の目的である卵塊が何個もありました。
ですが、どれもかなり高い所にあり採集するのが難しく、何とか見つけた低い位置の卵塊ですら2メートル以上のところに。
そこで私の出番!! ニフレルNo.1の身長を誇る私が頑張ります!(186㎝もありますww) 他の方が届かないところも難なく届きます。そして無事に採集に成功!これが実際に採集した卵塊です。
また、モリアオガエルの成体は夜行性なので、今回の採集では会えないだろうな~と思っていたのですが、 なんと!1個体だけ見つけることが出来ました!

怪我もなく、無事にニフレルまで帰って来て、初めての採集としては大成功!?無事にオタマジャクシが生まれますように。