わざにふれる
2021.07.07
海へと帰りました
「わざにふれる」ゾーンで4月13日から展示していた「磯のいきものたち」。
4月25日から5月31日まで臨時休館、6月7日からはモリアオガエルの卵塊に展示変更したため、展示期間が短かったのですが、ご覧いただけましたでしょうか。
今回は、生きものたちを採集した和歌山県湯浅町の海に返しに行ってきましたので、そのお話を。
ニフレルから片道約1時間30分。天気にも恵まれ、とても穏やかな波に心を洗われるようでした。
到着後、潮の満ち引きによってできた「タイドプール」を覗くとヤドカリや巻貝の仲間など生きものがたくさん!
小さな水溜まりに生きものが溢れる様子はまるで宝箱のようでした。
磯を眺めていると、あっという間に時間が過ぎ、予定の時間に。
いよいよ生き物たちとのお別れの時間です。水温を確認し、なるべく急激に環境が変化しないよう注意します。
波が穏やかなポイントを見つけ、ゆっくりと水槽を傾けます。生きものたちが無事に海へと帰ることができるか、緊張の一瞬です。
無事、生きものたちが海へと泳いでいく様子を確認し、任務完了です!
「ありがとう~!」
今回の展示では、身近な海の身近な生き物の展示として、和歌山県湯浅に実際に住む磯の生きものたちを展示をしました。この展示を通して、意外と身近にもたくさんの生きものがいることを知っていただけたなら幸いです。
皆様も足元の自然に目を向けてみてはいかがでしょうか。