うごきにふれる
2021.04.15
ワオキツネザル「レオノーラ」闘病記①~腎臓に影!?~
少し前のお話。。。
現在、ニフレルでは10頭のワオキツネザルを飼育しています。
2020年秋、ワオキツネザルたちの定期健康診断を行うことに。健康診断は全身麻酔をかけて、ワオキツネザルが眠っている間に全身に異常がないか、体を触る等の身体検査や採血、レントゲン検査を用いて獣医師に診てもらいます。
一気に10頭の健康診断を行うのは大変なので、順番に2頭ずつ診断を行うことに。
1頭目は、一番年長のフクゾウ(2021年3月30日で20歳!)で、心配していましたが問題なく終了。
次はいよいよニフレルに暮らすワオキツネザルのボス"レオノーラ"です。
普段の生活はいたって健康で、摂餌や排便、行動にも異常はなく、健康診断も無事終わるだろう、と思っていました。。。
麻酔が効きレオノーラが眠る中、触診、採血はスムーズに進み、体内の臓器に異常がないか検査するレントゲン検査とエコー検査が始まりました。
獣医師が検査器具を用いて体内を確認していると、
「腎臓付近に何かある」
との一言。。。
上の画像の赤く囲った部分が腎臓で、左側の腎臓が腫大して多くの臓器を右に圧排しています。
腎臓は、体の中から老廃物や毒素を排出するための大切な臓器であるため、獣医師の一言に思わずドキッ!としました。
しかし、レントゲン検査とエコー検査だけでは腎臓の影の正体がはっきり分からないため、後日再検査を行うことになりました。
そのほかに体に異常はなく、しいて言うなら他個体と比べて甘い果物をたくさん食べているせいか、歯が汚かったです。。。
さすがはボスといったところでしょうか(笑)。
ひとまずレオノーラは日常の生活へ戻っていきました。
ワオキツネザル「レオノーラ」闘病記②へ続く。