うごきにふれる
2024.05.18
風見鶏
オウギバトを観察していたら、なんだか「風見鶏」のようだったのでパシャリ。
最近聞かなくなったけど、「風見鶏」ってなんでニワトリなのでしょう?
気になったので調べてみました。
風見鶏は西洋の教会や住居などで見られる、風の向きを知るための道具「風向計」です。
頭が常に風の吹く方向を向くように、頭側と尾側をあえて不均等に作るのだそうです。
風向きが天候と深い関係を持っていることから、海外ではウェザーコック(weathercock)と呼ばれています。
風見鶏はニワトリといっても、雄鶏です。ニワトリは悪魔や邪念を払う存在として、魔除けの意味も
あったようです。
わたしは使ったことがありませんが、「風見鶏」は「主体性が無い人」という意味で用いられることもあります。
その時々の周囲の状況に合わせて都合のよい立ち位置に移動する人のことを指します。
ただ、もともとは「逆風でも姿勢を変えない、不屈な人」という意味で用いられていたそうで、
現在の意味はどうであれ、私はこっちの方が好きやなと思います。
NIFRELで風見鶏のようなオウギバトに遭遇した時は、この話もちらっと思い出してもらえたら嬉しいです。
では、またお会いしましょう!