いろにふれる
2023.06.14
いろんな「うん」
私たちヒトも含め、生きものは食べて消化して吸収し、不要なものを排出しています。
何を排出するかというと、もちろん「ウンチ」ですね。
どんな生きものも排出しますが、生きものたちによって色や形や大きさが異なります。例えばこちらはニセクロナマコの排出物。
白い砂の塊がニセクロナマコの「ウンチ」です。排出物というとあまり綺麗ではないイメージですが、とても綺麗な砂です。ニセクロナマコは砂と一緒にエサの残りなどの有機物を食べます。そして、有機物のみを消化し綺麗になった砂だけを排出しています。
他にはこんなものも。
ミナミハコフグが排出物を付けたまま泳いでいます。とても長いですが、泳いでいるうちに切れて落ちてしまいます。
一方、こちらはとある日のワオキツネザル。おしりからある長いものが......
しっぽの長さ以上にあるとても長ーーーーいウンチ。
私たちキュレーターにとって、生きものたちの健康観察をする上で排便、排尿のチェックはとても大切なことのひとつ。まず、排便・排尿をしているのか?排便排尿に何か混じっていないか?色は?硬さは?排尿スピードが不規則ではないか?などなど。
排便・排尿だけでも得る情報は沢山あります。このウンチは、色も硬さも良好でした!
生きものたちがいつ出すのかはわかりませんが、もし見ることができればとても「うんが良かった?」のかも知れませんよ。