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学術研究

2023.01.25

超音波にふれる

ニフレルでは、昨年4月に"毛フグ"ことパオ・バイレイの繁殖に国内で初めて成功しました。

 

こちらがパオ・バイレイの成魚。大きさは約12㎝ほど。体に「皮弁」という毛のように見える軟らかい突起物がたくさんあります。

blog230125_1200×630_1.jpg

 

誕生後約2週間の稚魚。大きさは2~3㎝ほどで、皮弁が少し生えはじめてきたころです。

blog230125_1200×630_2.jpg

 

稚魚たちはその後も順調に育ち、すっかり大きくなりました。現在も「わざにふれる」ゾーンで展示中です。

 

さて、さかのぼる事2020年7月。パオ・バイレイのお腹を超音波検査しました。そのときの画像です。

blog230125_1200×630_3.jpg 

白く丸い円がいくつかあるのがわかると思いますが、この一つ一つが卵です。

 

パオ・バイレイは見た目ではオス・メスの判別が難しいのですが、超音波検査の結果、この個体はメスで卵巣が発達している、と診断することができました。

 

この卵たちは残念ながら孵化には至りませんでしたが、このような検査や研究を積み重ねた結果、その後国内初繁殖につながりました。

 

こちらが稚魚が誕生する直前の卵。

blog230125_1200×630_4.jpg

卵の大きさは約3ミリ。フグの中ではトップクラスの大きさです。すでに眼があり、まるでこちらを見ているかのようです。

 

国内初繁殖の裏側のストーリーのご紹介でした。

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