わざにふれる
2022.06.06
春の磯、ありがとう!
「わざにふれる」で4月9日から5月19日まで行っていた季節展示「春の磯の生きものたち」。
展示が終了したので、採集した和歌山県湯浅町の海に返しに行きました。
海に返す前にまずは水温チェック。海の季節は陸よりも2~3ヶ月遅れるといわれており、実際行ってみると湯浅町の海は冷たく水温差があったので、バケツごと海に浸けてバケツの中の水温が海水温と合うように調整しました。
その次は塩分濃度の調整です。場所によってはしょっぱかったり、薄めだったり...。
塩分濃度は同じだったので大丈夫! ゆっくり海水を足して水合わせし、バケツを傾けると、魚たちは迷わず海に向かって泳ぎだしていきました。
もう少し、恐る恐るバケツから出ていくかと思っていたので、嬉しいような、悲しいような...。まぁ元気に泳いでいったので良しとしましょう!
それぞれの住みかに無事に辿り着いていますように。

そして帰り際には「10 minutes cleanup 作戦」!
あっという間にごみ袋がいっぱいに! たったの10分間、2人だけでも約3kg。ごみ袋を2枚しか持っていかなかったことを後悔しました。
これから海水浴や磯観察など海に出かける機会が増えるかと思います。10分間ごみを拾うだけで救われる生きものがいるかもしれません。
やり始めると意外と楽しいものですよ!エコバッグを持っていくように、1枚ごみ袋を持って海に出かけてみては...?