うごきにふれる
2022.01.19
海遊館からのおすそ分け
先週、2022年1月12日と13日は、海遊館の休館日でした。水槽の水を抜いて大掃除したり、電気設備の大掛かりで精密な点検を行ったりと、普段できない事をたくさん行うので、普段よりも忙しいくらいです。
ところで、なぜニフレルのキュレーターブログで海遊館の休館日作業の報告をしているかといいいますと、海遊館の「日本の森」の樹木が成長し、枝葉が茂り過ぎるとよくないので休館日に剪定を行うとの事。そこで、殺虫剤など使っていない新鮮な枝葉や竹を、ニフレルの生きものたちにどうぞと、おすそ分けして頂いたのです!
アラカシ、シラカシ、シャリンバイの枝葉や、フェイジョアという木を根っこがついた状態で頂きました。中でもフェイジョアは南米原産で日本に自生する木ではなく、 その昔「エクアドル熱帯雨林」水槽に植えたところあまり成長しなかったため、当時の担当が「日本の森」のお客様から見えない、日当たりのよいところに植えたのだそうです。現在「日本の森」では原種の植物と入れ替える作業を実施していることから、行先を検討していると伺いました。そこで、ニフレルの「うごきにふれる」へ植樹させてもらう事になり、 海遊館に受け取りに行ってニフレルへと搬入、すぐさま「うごきにふれる」の生きものたちのもとへ...
このとおり、フェイジョアを植えたら早速ワオキツネザルが集まって来て、木に登ったり葉っぱを食べたりしてなんだか楽しそうです!
「うごきにふれる」で育って花を咲かせてくれたらいいなーと思っていましたが、成長する前に葉っぱを食べつくすんじゃないかという勢いで食べています(笑) 野生でも木に登って高い場所の葉っぱを食べてるんでしょうね。
フェイジョア以外の枝葉も美味しそうに食べていました!
アメリカビーバーにも渡してみたところ、、、
食べるというよりは陸に運んで、巣材にしておりました(笑) 運び甲斐のある大きな枝葉です。
おすそ分けして頂いた植物で、動物達のいろんな行動を引き出す事ができました! 海遊館の皆様、ありがとうございました!