わざにふれる
2021.08.22
流れ藻と共に
8月20日からトビウオの稚魚を期間限定で展示していますが、実は同じ日から隣の水槽で流れ藻に付く仔稚魚の展示を開始しています。
どういった種類がいるのかといいますと、まずこちら。何気にニフレル初登場!のイシダイ。成魚になると岩礁域で暮らしますが、稚魚のうちは流れ藻や流木について外洋を漂流します。小さい頃は特にシマ模様がはっきりしていてキレイです。
そしてこちらも初登場のヒメツバメウオ。菱形の体形と黒のストライプが特徴。背中側の黄色い模様も鮮やかですよ!
マツダイは昨年の秋にも展示しましたね。上手に隠れています。
夏という時期は、蒸し暑く、さらに台風も起きるなど、天気に憂鬱になることも多いものですが、魚たちにとってはとても大切な時期でもあります。海水温が上昇して南の魚が北上できる環境になったり、台風などで海が荒れることによって魚たちを運ぶ水流ができ、これによって魚たちは広い海を大きく旅することができます。
このような色々な条件が合わさってやってきたのが今回の展示生物たちです。
こんな事実を知ると、暑い夏との向き合い方が少しだけ変わったりするかも?
8月末までの期間限定展示の予定ですので、是非ご覧ください!