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キュレーターブログ

CURATOR’S BLOG

わざにふれる

2021.04.13

採集記録~わざにふれる 新たな展示に向けて~

今回の展示は港や防波堤、磯などに住む生きものの展示です。
春になり気温が上がりだすと、港や磯などで見られる生きものが増えてきます。
魚の繁殖期や餌となるプランクトンの増殖などが要因となり、春先には多種多様な生きものを我々の身近な場所で観察することができます。みなさまも海の近くに行った時に目にしている生きものがいるかもしれません。

今回、展示する生きものは実際にキュレ―ターが採集に行きました。
場所は以前、"シロウオ"の展示のときにもお世話になった和歌山県湯浅町です。
4月1日、太陽の角度もまだ浅いこの時間帯。新たな展示に向けて生きものの採集に向かいました。
採集記録1200×630‗1.jpg
ニフレルを出発し、1時間と30分。
車の中からもきれいな海が見え・・・・・・・・・・・ない!!!!!(笑)
奇跡のタイミングで電柱がフェードイン
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キレイにとれた写真はこちら
採集記録1200×630‗3.jpg
それではさっそく採集タイム!
採集記録1200×630‗4.jpg
たのしい。
壁面にはりつくウミウシ。群れで泳ぐハゼの稚魚。息を潜めて隠れているカニ。
漁港内を移動するだけでも、様々な生きものが見つかるので時間が経つのがあっという間に感じました。
採集記録1200×630_5.jpg
先輩キュレーターはミヤコウミウシやキヌバリなどを見つけ、 ばっちり採集していく中... 採集記録1200×630‗6.jpg
私は・・・ハゼ科の稚魚稚魚稚魚!!! 狙っていないのみ網に入っている始末。
こうしてハゼ科の稚魚担当と呼ばれるようになりました(笑) 採集記録1200×630‗7.jpg
次は場所を変えて、磯にやってきました。
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生きものたちがよく見られるポイントは潮だまりです。
海の満ち引きにより海水と一緒に岩のくぼみなどに残った生きものたちが見られます。
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足元を気を付けながらのぞいてみると...
メジナの稚魚がたくさん!!に交じってハゼ科の稚魚もチラホラ・・・。 なんとなく察した方もいらっしゃるかもしれませんが、そうです。 今回も私が取れたのはハゼ科の稚魚のみでした。 採集記録1200×630‗10.jpg
「これで展示ができるのか、、」と思ったそこのあなた。安心してください。
ニフレルには優秀な先輩がいます。
アゴハゼ属の仲間やカエルウオなどたくさん採集できました。
展示は何とかなりそうです。
採集記録1200×630_11.jpg ここまで湯浅町のいくつかの港や磯を移動しながら採集おこなってきました。
2km程移動しただけでも生きものの様子や海の雰囲気がガラッと変わることに驚きました。
それと同時に海の環境が生きものに与える影響の大きさを実感できた採集でした。
この展示を通じて少しでも環境の多様性を感じ、守っていくためには 何をすればいいのか考えるきっかけになればと思います。

「来た時よりも美しく。」
採集記録1200×630_12.jpg
※今回の採集は湯浅湾漁業協同組合の許可を得て行っています。
※磯などで採集される際は必ず軍手、長靴を使うなど安全対策をしっかり行ってください。
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