キュレーターブログ

毎朝の開館作業で、「かくれるにふれる」の生きもの達の数を数えています。

擬態がうまい生きものばかりなので、きちんと全員揃っているかの"点呼"のようなものですね。

その中でも難易度が特に高いのが、フライシュマンアマガエルモドキ。4匹いるのですが、よくお客さまに「見つからない～～～」と声をかけて頂きます。

その際には フフフ...ここにいるんですよ...と、どや顔で言ったりもするのですが、毎朝時間をかけて確認をしているので、すぐに見つけることが出来ています(朝と場所が変わっていればちょっと大変です...)。

ある日の朝、いつものようにフライシュマンアマガエルモドキの数を数えに行くと...

全個体すぐに見つかりました。 いつもならぺちゃ～っとしており、おいしそうなグミにしか見えないのですが、この日ばかりはものすごい主張を感じました。

角度を変えてもすぐに見つけることが出来ます。

実は、水槽内の湿度を保つために、毎朝水をスプレーするのですが、その時にこのように立ち上がることがあります。なかなか動くところも見ることが出来ないので、こんなちょっとした事でもうれしくなるキュレーターなのでした。

1日に何度かお水をスプレーするので、とても運が良ければ動いているフライシュマンアマガエルモドキが見れるかもしれません。 その際はぜひ写真を撮ってみて下さいね。