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2022.05.19

"毛フグ"こと「パオ・バイレイ」の赤ちゃんを5/20から展示開始

館や博物館など生きものを展示する施設としては『国内初繁殖』です。news220519_1200×630_1.jpg

国内初繁殖に成功したパオ・バイレイの赤ちゃん(全長約3㎝)

 

パオ・バイレイは淡水にすむフグの仲間で、タイやラオスなどメコン川の主流および支流に分布しています。体に「皮弁」という毛のように見える軟らかい突起物があることから「毛フグ」とも呼ばれています。ふ化直後は皮弁が生えていませんが、生後1ヶ月半を経過し、皮弁が少し生えはじめてきました。これから成長にともなって皮弁が発達し、成長すると全長12cm程度になります。 パオ・バイレイの自然界での詳しい生態は分かっていませんが、生息地の1つであるタイではレッドデータブックに掲載されています。

ニフレルでは、謎の多いフグたちの種の保存に取り組んでおり、国内初繁殖に成功したフグは5種類目です。

 

《展示開始日》 2022年5月20日(金)より
《展 示 場 所》 館内1階「わざにふれる」ゾーン
《展 示 数》 10匹(予定)
《ふ 化 日》 2022年4月4日
※生きものの状態により予告なく展示を中止または終了する場合があります。

 

【ニフレルで初繁殖に成功したフグたち】

ニフレルでは、生きものの繁殖に積極的に取り組んでおり、魚類については特にフグの繁殖に力を入れてい ます。これまで4種類について国内初繁殖(うち2種は世界初)に成功しており、日本動物園水族館協会の2020年度の「初繁殖認定」を受けました。
今回の「パオ・バイレイ」で5種類目となりますが、いずれの種類も自然界における生態の知見がほとんどなく、飼育展示している園館も少ないため、詳しい生態が分かっていません。また、東南アジアのメコン川やアフリカのコンゴ川流域といった大河川の流域に生息しており、これらは気候変動や開発による水量・水位の変動の影響を受けやすいことから、繁殖生態に関する基礎的研究は、種の保存の上で非常に重要です。
ニフレルでは、今後も謎の多い生きものたちの生態解明や生物多様性の保全に貢献していきたいと考えています。

 

【世界初繁殖】マミズフグ
news220519_1200×630_2.jpg《生態》インドやスリランカ、バングラデシュ、ミャンマー、ボルネオに分布。主に海に生息するが、河川域や汽水域にも進入する。
《繁殖日》2019年5月14日
《繁殖方法》産卵誘発ホルモンによる人工繁殖

 

【世界初繁殖】テトラオドン・ショウテデニィ
news220519_1200×630_3.jpg《生態》アフリカのコンゴ川流域に生息し、全長約10cmと比較的小型の淡水のフグ。2016年5月20日に、オスがメスの腹部に噛み付き、産卵を促す繁殖行動が見られ、その後産卵が確認された。
《繁殖日》2016年5月20日
《繁殖方法》飼育下における自然繁殖

 

パオ・スバッティ
news220519_1200×630_4.jpg《生態》メコン川流域に生息する河川域で暮らすフグ。背中にハートマーク型の模様があるのが特徴で、砂に潜って隠れて眼をキョロキョロ動かし、周りの様子を伺う。メスが流木に産みつけた卵に、オスが胸ビレを使って新鮮な水を送ったり、卵にゴミなどが付着しないようして守る様子が観察された。
《繁殖日》2016年5月19日
《繁殖方法》飼育下における自然繁殖

 

パオ・アベイ
news220519_1200×630_5.jpg《生態》メコン川流域に生息する淡水のフグ。成長しても全長10cm程度と比較的小型で、体に丸いオレンジ色の斑点が多数あるのが特徴。
《繁殖日》2017年10月3日
《繁殖方法》飼育下における自然繁殖

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