2018.02.09
《日本初!》淡水フグ「パオ・アベイ」の赤ちゃんが誕生♪
2018年2月9日(金)はフグの日。これを記念し、「わざにふれる」ゾーンにて淡水フグ「パオ・アベイ」のカワイイ赤ちゃん(大きさ約2cm、20匹)を展示開始しました。
「パオ・アベイ」は、メコン川流域を中心に東南アジアの河川に生息する、一生を真水で暮らすフグです。成長しても全長10cm程度と比較的小型で、体に丸いオレンジ色の斑点が多数あるのが特徴です。
飼育例が少なく、国内で飼育展示しているのは、ニフレルと山口県下関市の市立しものせき水族館「海響館」だけです。
ニフレルでは、2017年3月からバックヤードで飼育しており、9月25日に初めて産卵を確認、その後10月19日までに合計4回の産卵で約280匹の赤ちゃんが生まれました。
また、オスが胸ビレを使って卵に新鮮な水を送り続けたり、卵にゴミなどが付着しないように守る"わざ"も確認しました。
ニフレルでは、同じくフグの仲間で、2016年3月に国内で初めて「パオ・スバッティー」、5月に世界初となる「テトラオドン・ショウテデニィ」の繁殖に成功しており、今後も謎の多い生物の生態解明や生物多様性の保全、種の保存に貢献していきたいと考えています。