イベント&ニュース

本日5月20日（金）より、「みずべにふれる」ゾーンにて淡水フグ「パオ・スバッティー」のカワイイ赤ちゃん（大きさ約2cm、約300匹）を展示開始しました。

パオ・スバッティーは、メコン川流域に生息する淡水で暮らすフグです。背中にハートマーク型の模様があるのが特徴で、砂に潜って隠れて眼をキョロキョロ動かし、周りの様子を伺う姿が愛らしい魚です。繁殖の記録がほとんどなく、国内の生物展示施設で繁殖したのはニフレルが初めてで、世界でも過去に１例だけです。

今回展示するのは、今年3月22日に「みずべにふれる」ゾーンの展示水槽内で生まれた卵から孵化した赤ちゃんです。水槽内の流木にメスが産みつけた卵を、オスがしばらくの間、胸ビレを使って卵に新鮮な水を送り続けたり、卵にゴミなどが付着しないように守っていました。

その後一旦バックヤードに移動させ、孵化するを待っていたところ、4月2日に孵化が始まり、合計約300匹の赤ちゃんが無事誕生しました。

ニフレルでは、赤ちゃんを大切に育てると同時に、繁殖についての研究も進めていきたいと考えています。

パオ・スバッティーについてはもちろん、ニフレルの生きものたちについて、不思議に思ったことなどがありましたら、館内のキュレーターに気軽に声をかけてくださいね。